「科学的知見とは言えない」握り潰されていた放射線審議会への要請文
昨年12月、放射能拡散に反対する会より、放射線審議会に要請文を提出しましたが、事務局で勝手に止められていたことが分かりました。
上記要請文を送付したのち、原子力規制委員会から何の反応もないまま2か月経ったため、2月25日、改めて要請を送りました。
原子力規制庁
長官官房 放射線防護グループ 放射線防護企画課 御中
このメールを添付ファイルとともに放射線審議会 甲斐会長にお送りください。
放射線審議会
会長 甲斐 倫明 殿
当会から2024年11月29日付にて、
「放射能で汚染した土壌の利用と環境省による基準を認めないよう要請します」
という表題の要請をお送りしました。
環境省からの諮問に対する答申にあたって、以下の点を確認いたします。
折り返しご回答をご返信ください。
・要請は答申にどのように反映されるのでしょうか。
・要請はどのように検討されたのでしょうか。
・委員に回覧、配布などしてご意見を聞いた上で検討されたのでしょうか。
・審議会での審議に何らかの形で盛り込まれたのでしょうか。
・盛り込まれたとしたら、その内容をお知らせください。
以上、会長のご判断で対応されているようなら、
ご判断の理由、根拠とともにご回答をお願いします。
甲斐会長および環境大臣宛の要請を12月21日付にても、お送りしております。
何らかの手違いで放射線審議会担当の原子力規制庁放射線防護企画課に届いていないそうなので、添付にて再送します。
審議会で引き続きご検討されることを希望します。
放射能拡散に反対する会
これに対し、2月27日、けんもほろろのメールが無署名で届きました。
今回のご指摘も含めさまざまな意見があることは放射線審議会会長に報告をしていますが、新たな科学的な知見として審議会で審議いただく内容とは言えないため、具体的な内容までは会長にご報告していません。
粉じんによる内部被ばくを全く無視していることは、「科学的」なのでしょうか?!
このメールが届いた日に、環境省からの諮問に対する見解が審議会から公表されました。
東京電力福島第一原子力発電所事故後の再生資材化された除去土壌を
復興再生利用に活用する際の放射線防護の考え方 ~ 放射線審議会の見解
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