一関市の指定廃棄物稲わら、4.6億円「実証事業」で処分
岩手県一関市の8000㏃/㎏を超える指定廃棄物を含む汚染稲わらなどを、環境省が放射能低減処理を行ったうえで、県外において一般ごみと混焼し処分することが報道されました。 福島県外の指定廃棄物は地元の反対により膠着状態でしたが、放射線量の自然減衰により指定が解除されるなどして処分が進んでいるようです。 汚染稲わら、県外搬出し焼却へ 東京電力福島第1原発事故 一関市が方針決定 放射性物質濃度低減処理も | 岩手日報ONLINE 汚染稲わら全量処理へ 東電福島第1原発事故 一関市、来月にも開始|Iwanichi Online 岩手日日新聞社 岩手日報によると、汚染稲わらは計354トンで32カ所に保管されている。このうち 8000㏃/㎏を下回るものは、県外の焼却施設において一般ごみと混焼し、処分する。 8000㏃/㎏を超えるもの(指定廃棄物:国の処理責任)は環境省が放射能低減化する洗浄処理を行い、8000以下にした上で、27年度に同様に県外で処分。洗浄した後の水は環境省が全量回収し、産業廃棄物として処理する。 2026年現在岩手県内で保管されているのは1万トン弱で、当初の6万トンから8割減少。 内訳は、ほだ木4703トン、堆肥4330トン、稲わら372トン、牧草378トン。放射線量をチェックしながら一般廃棄物との混焼、堆肥化や破砕などによるリサイクルが進んでいる。 これに続いて5月22日、環境省報道発表がありました。 令和8年度汚染稲わら等の放射能濃度低減実証業務 | 環境省 予算総額は、46000万円(消費税及び地方消費税額を含む。)以内 業務の概要 (抜粋) 実施場所は「東北地方」としか書かれておらず、空間線量も不明ですが、上記の岩手県一関市であることは間違いなさそうです。 しかしなぜ「実証事業」なのでしょうか。報道では「処分」となっているにも関わらずです。 真意は不明ですが、2015年より飯舘村蕨平で実施された汚染土・焼却灰の資材化実証事業の事例を思い出しました。指定廃棄物のみを扱う国の試験研究であり、県への許可・届出が不要とされており、情報開示の対象とならないという問題です。 県も詳細知らない 国の『研究施設』 - ごみから社会が見えてくる 今回の「実証事業」はどうなるのか分かりませんが、汚染稲わら焼却の第一号の...