投稿

Chat GPTに聞く:環境省と福島県の連携協定(本音と建前)とは

  前回お伝えしました連携協定がいつから、何のために締結されたのか。背景が分からないため、Chat GPTに聞いてみました。大変面白い回答が得られました。 (以下引用) 環境省と福島県の「連携協力協定」は、 最初に締結されたのは2020年8月27日 です。 その後、内容を発展させた形で、 新たな協定が2026年3月29日に改めて締結 されています。 整理すると 初回協定 :2020年8月27日 改定・再締結(発展版) :2026年3月29日 補足 この協定は、 福島の復興 脱炭素(再エネ・水素など) 自然環境保全や資源循環 といった「環境政策を軸にした復興」を、国(環境省)と県が一体で進めるための枠組みです。 ① なぜ2020年に協定が締結されたのか(政策的背景) ポイントは大きく3つあります。 ■(1)震災復興のフェーズ転換 東日本大震災 から約10年が経過し、 復興政策が 「除染・インフラ復旧中心」 →「地域の将来像づくり」 へと移行しました。 特に福島では 廃炉・中間貯蔵(負の遺産) 新産業・環境先進地域(正の価値) をどう両立するかが課題になり、「環境」を軸にした再定義が必要になりました。 ■(2)環境政策の国家戦略化 2020年前後は、日本の環境政策が一気に加速した時期です。 菅義偉 首相による「2050年カーボンニュートラル宣言」(2020年10月) 再エネ・水素・循環経済の国家戦略化 この流れの中で福島は 👉「環境先進モデル地域(ショーケース)」 として位置付けられました。 ■(3)環境省の“現地拠点化”戦略 環境省 は福島に 福島地方環境事務所 中間貯蔵施設対応部門 などを既に置いており、現地関与が非常に強い省庁です。 そのため単なる支援ではなく 👉「福島と一体で政策を作る」 という関係に格上げする必要があり、協定という形が取られました。 ② 協定で実際に何が進んだのか(主要分野) 協定は抽象的に見えますが、実際は具体的な事業に直結しています。 ■(1)再エネ・水素(福島=エネルギー実験場) 象徴的なのが 福島水素エネルギー研究フィールド (FH2R) ここでは 再エネ電力 → 水素製造 → 貯蔵・利用 という一連の実証が行われています...

脱炭素に隠された十兆円規模のナショナルプロジェクト 

  3月29日(日)に、環境省と福島県が連携協定を締結しました。わざわざ日曜日にとは、一体何事でしょうか。 福島の復興に向けた未来志向の環境施策推進に関する連携協力協定~「福島ならでは」を磨き、 全国のモデルとなる豊かな福島の創生へ~ の名の通り、グリーン復興や資源循環、再エネ推進など一見汚染土とは関係なさそうに見えます。   福島県のHP には4月8日に更新されていますが、環境省の方は一向に掲載されず、本日4月30日にようやく掲載になりました。  締結時の記者会見の模様をYoutubeの文字起こし機能を使い掲載します。(変換ミスなどがあることをご了解ください)  石原大臣が不自然なほどしどろもどろになっています。そして今回も汚染土再生利用についての明言を徹底的に避けつつ、資源循環、グリーン復興、脱炭素などの言葉に包み隠しています。   除染から 汚染土再生利用と県外最終処分までは、総額十兆円規模が動く世界初のナショナルプロジェクト です。この事実に照らして、以下の大臣答弁をご覧ください。 連携協定の意味については次のブログに掲載します。

「理解醸成」という名の秘密主義

イメージ
 行政というのは、どうも批判を受ける事業については休日やその直前にコソコソやってしまおう、と考えるのが慣例になっているように見えます。4月25日(土)、防衛省と最高裁の花壇への汚染土埋め込み作業が始まりました。その4日前の環境大臣会見では日程に触れず、記者の質問にも終始はぐらかしていました。 福島第一原発の「除染土」 防衛省や最高裁でも再生利用  テレ朝NEWS 福島の除染土「復興再生土」再利用を開始 防衛省と最高裁判所で(2026年4月25日掲載)|日テレNEWS NNN このほか、一斉に報道されています。  おかしなことに、21日の環境大臣定例会見で 横浜花博への汚染土活用 について質疑が行われているのに、どこも報じていません。神奈川新聞のみ、「検討する」との石原大臣の答弁を報じているだけです。 横浜・園芸博に福島の除染土利用 環境相「検討」黒岩知事「安全性説明を」 | カナロコ by 神奈川新聞 21日の環境大臣会見 です。  横浜花博については冒頭説明では触れず、質疑で記者からの質問がありましたが、まともに答えていません(5分50秒すぎから)。 「大阪万博での鉢植えの実績を踏まえ、今後も関係省庁と相談して検討してまいりたい。報道は承知しているが、決定事項ではない」 などと報道が独り歩きしているような口ぶりで、慌ててすぐ打ち切っているように見えます。 防衛省、最高裁での利用について、どのくらいの土を使うのか。用途、時期など。 「速やかに施工するように事務方に指示しているが、詳細については事務方に聞いてほしい」 最高裁、防衛省の花壇はどのように選定したのか? 「いろいろと議論する中で決定した。最高裁の意見も聞いて決めた」 ほとんどゼロ回答。非常に曖昧で明らかに慌てています。  復興大臣会見も同様、防衛省と最高裁のみで横浜花博については触れずです。一体どうなっているのでしょうか? 牧野復興大臣記者会見録[令和8年4月21日] | 復興庁  横浜市長もおそろしくすっとぼけた答弁です。 【横浜花博】除染土活用問題、市長は答えず…市民に説明する気、あるの?  2012年に福島県鮫川村で、初めての指定廃棄物(8000㏃/㎏超)の焼却実験炉を秘密裏に計画し、発覚して大騒ぎとなり、やむなく説明会を開かざるを得なくなりましたが、あのときも住民に問い詰められた環境省は 「決して秘...

NPT核不拡散条約会議でNGO団体が福島についてスピーチします

イメージ
 5年ごとに行われる「核不拡散条約(NPT)再検討会議」の締約国会議がまもなく始まります。これに参加される弁護士の井上まりさんよりお知らせがありました。  5月1日に井上さんがNGO団体としてスピーチされます。その中で、 放射能汚染土問題と、福島イノベーション・コースト構想 の部分についてご協力させていただきました。汚染水問題は片岡輝美さん、避難者の問題は森松明希子さんが協力されています。ぜひご注目ください。 日本時間の5月1日(金)の23時半から24時頃です⇒ 国連テレビ で中継されます。 ーーーーー ニューヨークの井上まりです。 ニューヨークの国連本部で開催されるNPT再検討会議に合わせて、以下の反核・平和イベントを共催・参加しますのでお知らせします。以下は全て米国東部時間で、日本より13時間遅れています。 4月26日(日)午前10時 〜正午 NY公共図書館前(5番街と41丁目)米平和団体による街頭集会とパレード(被爆者、韓国原爆被害者、被爆2世、高校生平和大使、日本被団協、原水協、原水禁、平和フォーラムの代表らがリレートークで発言します。音楽も予定しています。) 4月26日(日)午後2時 〜6時 日米の平和団体による国際会議( ネット配信 、日本語通訳も予定しています) こちらからご登録 ください。 4月27日(月)午後5時40分 〜8時 NY市立大学ジョン・ジェイ校 韓国原爆被害者、長崎被爆者の川副忠子さん、高校生平和大使らが登壇します。大学生向けのイベントですが、一般参加も歓迎します。 こちらからご登録 ください。 4月28日(火)午後3時〜 5時 国連本部会議室A 原水禁との共催  詳細はこちら 。 4月29日(水)午前9時〜 10時 米平和団体によるアメリカ国連代表部前(1番街と45丁目)集会 4月30日(木)午後3時 〜6時 国連本部会議室A 韓国の団体のSPARK主催のサイドイベントで、北東アジアにおける核問題に関して発言します。 こちらからご登録 ください。 5月1日(金)午前10時 〜1時 国連NPT再検討会議で約30のNGO団体が発言する機会があり、私は 核の無い世界のためのマンハッタン・プロジェクト を代表して発言します。会議の様子は 国連テレビ で中継されます。 知人が企画しているサイドイベントを以下にご紹介します。 2015年の広島の世...

横浜市瀬谷区で汚染土学習会

イメージ
  4月4日、横浜市瀬谷区で開かれた学習会でお話しする機会をいただきました。花博には汚染土の活用が検討されており、懸念する住民の方々が企画されたものです。   汚染土 2027横浜市花博で活用検討  36名の会場に39名が集まり、立ち見の方もいらっしゃいました。   講師は座っていて見えませんが(笑)  学習会の前に現地を案内していただきました。用地は全景が一望できないほど広大で、白い衝立で囲ってあり、市民から隔離しているような印象を受けました。高所から遠望できる場所に行くとようやく工事現場が把握できました。地元の方が、エリアマップを用意して下さり、花博のうち農園エリアが計画されている場所は、集中的にヒ素などの有害物質や戦時中の砲弾が発見されていること、また旧弾薬庫があった場所などを説明下さいました。  車を出して下さったご年配の男性は、以前この一帯が貴重な自然の宝庫で、サンショウウオなど絶滅危惧種も多く生息し、地元の子供たちと観察会を行いながら大切に見守ってきたにも関わらず、花博工事によってあっという間に潰されてしまったと無念さを滲ませておられました。  「幸せを創る明日の風景」  「人々に感動や笑顔をもたらし」  「自然との共生や幸福感」 など美しいスローガンが散りばめられたイベントですが、果たして地元の方々にどう受け止められているのでしょうか。 学習会のスライドは こちら 企画、準備等ご尽力いただいた皆様に感謝を申し上げます。

月刊誌「地平」に掲載されました

イメージ
  月刊「地平」2026年4月号に「金のなる土―放射能汚染土問題の現在」と題して記事を掲載いただきました。素人の拙い原稿を掲載下さった編集長に感謝します。  読み返すと、あれこれ詰め込み過ぎで初めての方には分かりにくく、未熟さ満載です。この14年間の環境省の酷い施策が、産官学の利権構造の下でどのように生み出され、住民がどれほど翻弄されてきたかを伝えたいという思いが先走ってしまったかも知れませんが、少しでも埋もれた事実を明るみにできた点は意義があったのではないかと思います。  14年間ご指導、ご協力くださった皆様に、この場を借りて感謝を申し上げます。  よろしければお求めください。 月刊『地平』 - Journalism × Academism

とめよう原発3.7集会に参加しました

イメージ
  温かく晴れて絶好のイベント日和となった3月7日、代々木公園で開催された「 とめよう原発3.7全国集会 」に「放射能拡散に反対する会」の有志で参加しました。  この日は、ちくりん舎のリネン吸着法による大気中放射性物質濃度測定結果を分かりやすいグラフにしたものをパネルにして、通行中の人に声をかけて説明しました。大気中のチリに付着した放射性物質は、吸入することにより肺に長期間沈着し、内部被ばくの影響が無視できません。特に子どもや若い人、若い女性は避けなければなりませんが、国や多くの代表機関はこの不都合な事実を無視しています。  南相馬市に住む住民の尿検査結果からは、土壌粉じん吸入によるとみられる高い濃度が検出されています。汚染土を再生利用することで、作業員や近隣住民への広範な影響が懸念されますので、一層の注意喚起が必要です。