汚染土を園芸用にブランド化 「MOTTAINAI」運動復活か
2025年1月28日福島民友で、衆院選の自民党候補者応援に訪れた高市首相が汚染土についてこんな発言をしたことが分かりました。
高市首相、復興再生土「活用へ」 衆院選、郡山と二本松で演説:福島ニュース:福島民友新聞社
東京電力福島第1原発事故に伴う除染で出た土壌のうち、放射性物質濃度が比較的低く、再生利用する「復興再生土」に触れ「活用しなければもったいない。さまざまなところで使うように私もトップセールスする」と述べた。
「もったいない」で思い出すのは世界的に広まった「MOTTAINAI運動」です。環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞したケニア出身のワンガリ・マータイさんが発信元で、2005年当時の内閣総理大臣・小泉純一郎さんの時に首脳国会議で各国首脳に呼びかけられ世界の共通言語となり、世界的に有名なロック歌手らによるライブやネルソン・マンデラ前大統領の誕生日を祝う式典でも呼びかけられ、世界的な運動になりました。Wikipedia
高市首相が汚染土再生利用についてこの「もったいない」に言及したのは、今この運動を復活させ、その一環として汚染土を利用しようという巧妙な戦略ではないでしょうか。
2027年横浜市で開催される国際園芸博覧会(花博)への汚染土再生利用の検討は、花壇への汚染土埋め込みを想定していると思われます。「閉幕後はガーデニングブームが起き、花壇苗の需要が急増。12年間で生産量は16倍に達した」(福島民報2025.12.31)とのことですが、この機を待っているかのように園芸用の土ブランド化を先取りしつつある団体があります。
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さて、環境省のMOTTAINAI戦略はどのようなものなのでしょうか。
2025年食品ロス削減の広報に使われています。食品ロス自体は重要で当然の政策ですが、前回のオリンピックでは残念ながらまったく活かされませんでした。この反省点は見えてきません。
こちらは別の環境省の取組です。食品と汚染土は別だと思ったら大間違い。同じ枠組みで扱われています。(「食品ロス」の下の「復興」から、環境再生のページへ)
汚染土再生利用が「脱炭素」や「MOTTAINAI」運動の一環として世界的に広まるようになれば、原子力産業界、学界は狂喜するでしょう。そうならないよう良識ある市民は知恵を絞らなければなりません。花博や飯舘村の土ブランド化だけでなく、仕掛けはほかにもさまざま準備されていると思います。
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