双葉町が汚染土受入れ検討 他の市町村はー全市町村アンケート結果を再掲
2月21日、毎日新聞一面トップで双葉町が汚染土受入れを検討しているという重大ニュースが掲載されました。
東京電力福島第1原発(福島県双葉町、大熊町)事故後に福島県内の除染で出た土について、双葉町が町内で再利用することを検討し、国と県に意向を通知していることが判明した。伊沢史朗町長が毎日新聞の取材に明らかにし、「町のインフラ整備で必要になったタイミングで、住民や議会の理解を得ながら考えていきたい」と話した。・・・
環境大臣会見 2月21日 動画
復興大臣会見 同 テキスト
(問)最後に1点、福島の除染土の関係でお尋ねいたします。
今朝、一部の報道で、福島県の双葉町さんが、福島県の除染土のほうを町内で再利用することを検討しているという、意向があるということで国に通知しているというような報道がありました。一義的にはこれも環境省さんのマターかもしれませんけれども、こうしたところの事実関係及び所感がありましたら、お願いいたします。
(答)報道につきましては、今朝のことでもございますが、承知はしております。事実関係については、ただいま確認中でございます。
除去土壌の再生利用については、政府として昨年12月20日、福島県内除去土壌等の県外最終処分の実現に向けた再生利用等推進会議が開催をされたところであります。
復興庁といたしましても、地元自治体のお話も伺いながら、環境省をはじめとする各府省庁と連携をし、再生利用の推進等に関わる基本方針とロードマップを取りまとめ、再生利用の案件創出に取り組んでまいる所存でございます。
(問)IAEAのグロッシー事務局長の訪日について伺います。
一昨日、グロッシー事務局長が福島県内の中間貯蔵施設を視察して、土が安全に保管されているという認識を示しましたが、これについての受け止めをお聞かせください。
(答)外務省の賓客として来日をされたIAEAのグロッシー事務局長が、2月19日に中間貯蔵施設及び東京電力福島第一原子力発電所を訪問されましたことは承知をいたしております。
中間貯蔵施設では、環境省から除去土壌の貯蔵施設や道路盛土実証事業に関する説明を受けたと聞いております。
東京電力福島第一原子力発電所では、東京電力から廃炉に向けた取組状況などについて説明を受けたとも聞いております。
東京電力福島第一原子力発電所近傍におきまして、IAEA関係者及び韓国、スイス、中国の分析機関関係者による海水の採水の実施がなされ、グロッシー事務局長も採水に参加をしたと聞いております。
復興庁としても、中間貯蔵施設の取組状況について、IAEAと共有をするよい機会であったと感じております。これからの取組については、引き続き関係省庁と連携をしてまいりたいと考えております。
以上です。
昨年6月福島県内の全市町村アンケートを実施しました。予想以上に「回答保留」が多いことが分かりました。その自治体は特に汚染の高いエリアに多い傾向があります。
その結果を再掲します。「回答保留」となっているところは、受け入れの可能性があると思います。
「除去土壌再生利用に関する自治体アンケート」結果も公表しました。福島県内59市町村に実施、回答率100%です。
4.除去土壌受入の予定はありますか?の設問に対し、予想に反して、回答拒否、保留が目立ちました。特に多かったのは県北と県中地区です。避難指示区域から外れた地域でもっとも汚染の高い自治体です。
除去土壌を受け入れないよう自治体レベルで監視しましょう。
コメント
コメントを投稿