9.18汚染土再生利用は安全なのか? 実証事業の実態を暴く!オンライン学習会 動画

9.18オンライン学習会アーカイブがYouTubeで見られるようになりました。(UPLANさんありがとうございます)

142名の方にご参加いただきました。ご参加下さった皆様、大変ありがとうございました。 

発表者の資料データとアンケートご回答の一部を掲載しました。多くの貴重なご意見が寄せられましたことに感謝申し上げます。 



https://www.youtube.com/watch?v=hzp8SLxnpyo

  20240918【放射能拡散に反対する会】汚染土再生利用は安全なのか?

実証事業の実態を暴く!オンライン学習会

  中間貯蔵施設内で汚染土を使った模擬道路の実証事業が実施されています。

その施工工事中に、空間線量率が1μ/h上昇したことが判明しました。

この8月に列島を襲った台風10号により、新宿御苑の実証事業予定地の周囲が

膝丈まで水没しました。甚大な被害にも関わらず、環境省は10日経っても

状況確認すらしていないことが判明しました。91日現在公式発表もありません。

環境省は再生利用に「全責任を負う」としていますが、これが実態です。

このような無責任体制で再生利用を進めさせてよいのでしょうか。

自然災害による汚染土流出はもはや避けようがありません。

環境省は安全性を強調していますが、その確認方法には疑問な点が多くあります。

一緒に検証し、声を上げていきましょう。

 

◉学習会日時:9月18日(水)19:00~21:00

◉プログラム

①新宿御苑の水没問題について:沢居恵美さん(新宿区議会議員)

8/21の台風10号で新宿御苑の汚染土再生利用実証事業予定地の周囲が水没しました。

この間明らかになったことについてお話いただきます。

資料はこちら

環境省が進める「除去土壌の再生利用」の全体像と問題点:和田央子(放射能拡散に反対する会/放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会)

(初めてのご参加者が多かったため、内容を変更しました。ご了承下さい。)

資料はこちら

③粉じん規制について:青木一政(放射能拡散に反対する会/フクロウの会事務局長/市民放射能監視センター(ちくりん舎))

汚染土再生利用のための工事中の土壌粉じんの放射能濃度規制は30Bq/㎥であることが明らかになりました。これは放射能ごみ焼却炉の煙突出口の基準と同じです。このことがどんなに危険なレベルか具体的にお話しします。

資料はこちら

④汚染土上での空間線量規制について:瀬川嘉之(放射能拡散に反対する会/高木学校)

8000 Bq/kg以下でも空間線量率が跳ね上がり、年間の線量基準を超えてきます。にもかかわらず、実施する際には空間線量率さえ測らずにすませようとしているのです。7

資料はこちら

◉主催:放射能拡散に反対する会

アンケートご回答より一部をご紹介します。

設問 

1.本日の学習会に参加して、汚染土の再利用問題について、認識は深まりましたでしょうか。汚染土利用について、あなたのご意見をお聞かせください。
2.報告①新宿御苑の水没問題について:御意見、ご感想、質問など
3.報告 ②放射能汚染廃棄物事故における環境省対応について: 御意見、ご感想、質問など
4.報告 ③粉じん規制について:  御意見、ご感想、質問など
5.報告 ④汚染土上での空間線量規制について:   御意見、ご感想、質問など
6.主催者「放射能拡散に反対する会」へ期待すること、ご意見など

いただいたご感想
・環境省は悪質極まりない。
・聞けば聞くほど、利用してはいけないと思うようになりました。当然のことがわからないなんて、辛いですね。
・政府と関連企業が自分達の都合のいいように進めているということが、改めて分かった。とても悲しい。
・目に見えないものだから人々の関心が薄いのだと思います。難しいかも知れませんが、甲状線癌などの実態を広く国民に知らしめることが必要だと思います。
・都心で、こんなふうに水没することがあるということに驚きました。水没事故はどこでも起こりうることなのだと知った次第です。雨が降り、その雨によって汚染度が土の中に浸透し、地下水の流れに放射能汚染が入り込み、広く拡散されていることに恐ろしさを感じます。やはり、汚染土をこのような場所に埋めてはならないと思いました。
・「まだ放射能のことをきにしているのか」「福島の人の気持ちを逆なでする」という声を聞くようになってきました。そもそも被曝問題は全く解決しておらず、それどころか問題の地域を広げようとしている政府の動きに「まだ何も解決していないし未来の子どもたちに迷惑をかけてはいけない」という問題意識を全国民に普通に持ってもらえるよう、SNSでの若者向けの発信にも力を入れてほしい。
・青木さん、貴重な測定していただいて熱く感謝しています。資金援助くらいはさせていただきたいです。
・青木さんの報告を聞いて、非常小さなミクロの粒子が肺に入る奥まで侵入して、長く滞留する。内部被ば区が起こると思った。厳しい粉塵規制が必要。
・必要があって「除染」したものを「再利用」するとは全く意味不明で、そもそもあり得ないことだと思っていました。本日のご報告で、より具体的に問題点が認識できました。ありがとうございました。 汚染土にはセシウム以外にも様々な放射性核種が含まれており、ストロンチウムのように水溶性のものもあるので、「セシウムしか監視しないこと」や、「セシウムは土壌中で動かないから問題ないと考えること」は、いずれも誤った方針であると考えます。
・青木さんの発表は、大変参考になりました。汚染土再利用には絶対反対です。
・昨今の気象を考えると日本中何処でもこの様な事態が発生する可能性があります。汚染土を再利用したら全国何処でもホットスポットができる可能性が出てくると思います。本日の会議のなかで南相馬の方が仰っていた道路脇の3,000bqが普通な状態になってしまう様でとても怖いです。
・現在もずさんな管理で、放射性物質を垂れ流しているわけですが、今後再生利用という名目で、安全神話を吹き込まれお金を抱え込まされた全国各地に広がるようになれば、その先々で何も知らない多くの人々の体を蝕んでいくのかと思うと非常に恐ろしい話です。その先々で、真っ先に被ばくし被害にあうのは、近所で遊ぶ子どもたち、危ないのではとは思いながら(もしくは何も知らされずに労働に従事させられる外国人労働者など、社会的に弱い人たち、そして裁判しても実証が難しい案件になっていくのでしょう。きちんと考えればわからないことではないと思うのですが、この国の役人の良心はどこに行ってしまったのでしょうか。 
・内部被ばくによる疾病や気管支系の疾病等が増えた場合の責任所在と責任の取り方は決まっているのでしょうか?という以前にそうなっては困るので、人間だけではなく全ての命優先・健康優先の為、公共事業に使うのはまだやめるべきだと思います。
・福島の人々の犠牲を日本国民皆で分かち合うことと汚染土をばらまくこととは全く別問題。放射能は目に見えないからなんとでもごまかせるという政府の浅はかさが情けない。
・汚染土の拡散問題について、具体的な問題点が分かってきました。「福島の放射線汚染は、問題ない」「子どもの甲状腺被害は、福島原発事故と関連があるとは言えない」などとうそぶいた学者たちのように今回の汚染土再利用についても、こういう学者たちが集められているというのが、一番の問題だと思いました。被害を「風評被害」に、汚染水を「処理水」に、汚染土を「除去土壌」に、表現を変えて問題を曖昧にさせていく手法が拡大されているのですね。
・クリアランスレベルの100Bqから一気に8000Bq以下は再利用できるとされた経緯、実証事業の実態、新宿御苑の水没について勉強させてもらいました。環境に無制限にばら撒かれるべきではないレベルの放射能汚染だと思います。特に内部被ばくを考慮しない政府や東電の考え方、IAEAを都合よく利用し、国民の健康を守らない方針に反対です。
・原発周辺の空間線量をもっと継続的に多面的に地表1mだけでなく多面的に計測しないのか偏った計測は誤解だけを与えます
・放射性物質は拡散せずにまとめて管理が原則です。拡散、ばらまきを再利用などという言葉でごまかす、これは政府の常套手段です。
・汚染土再利用は、環境中への放射性物質の拡散を許容することになり、 災害時には流出のおそれもあり、許されません。
・災害発生の多い時代、いつでもどこでも起こりうる災害に対して汚染を広げてはいけないと確信しました。
・膨大な労力と時間とお金をかけてきれいに貯蔵したのだから、そのままそっと保管し続けるのが常識的で合理的な判断です。なぜわざわざ掘り返してまたも膨大な労力、金をかけて放射性物質を拡散するのか。それが問題にならないメディア状況をなんとかしたいですね。議論を喚起せねば。
・そもそも人に危害を与えるからという理由で集められ、隔離された汚染物質を人為的に再び環境中に拡散させ、無用なリスクを市民に強いるという政策の非合理さと、それを民主主義社会において強権的に実施しようとする反動的な国権のやり方に危機を覚えております。
・報告されたすべての問題について、たいへんよく理解できました。ありがとうございます。環境省の放射性汚染土拡散計画を、かならず止めなくてはならないと改めて決意しました。
・物理学・生理学など広い分野の多くの専門家の意見を聴いて規制を検討すべきであり、決して一部の御用学者だけで規制を決めるべきではない。
・新宿外苑再開発など、お友だち企業への税金の還流政策があからさまで、市民が円安、物価高で大変で、社会活動参加が困難な状況を悪利用して、災害便乗型政治政策を強行し、国民の2割を金やしがらみでからめとって、低い投票率の選挙で票を集めて政権を運営している現在の体制状況を、国民に問題を訴え、問題を考える運動を推進する「放射能拡散に反対する会」の運動に勇気づけられます。
・なかったことにするための、拡散、焼却、再利用、この方針が事故直後から一貫してるんですね
・放射能汚染の実態、核汚染ゴミをいかに隠蔽するのか、事故直後からの一貫した動きがよく解りました。(環境省の歴史的犯罪性)核汚染と核ゴミは放射線防護の基本に立ち返って警鐘乱打し、拡散を阻止しなければならないと危機感持って捉えました。
・先日の長崎地裁での黒い雨訴訟で、一部しか認めれれなかったことと類似しています。たとえ雨に当たらなくても、放射性物質を吸いこむことで内部被ばくは免れないし、粉塵規制は合理性を欠くと思います。
・汚染土再利用、狂気の沙汰です。なぜこんなに愚かなことが出来るのか、不思議でなりません。本当にやめて欲しいです。
・汚染土をなぜ日本の各地に運び込み、各地方の住民をも被曝させようとするのか、その意図が理解できません。政府の役割は国民の生命と生活を守る事であることを誰もが再認識できるように取り組んでいけたら日本も一歩前進できるのかもしれません。
・都市部の排水の悪さは理解している。根本的なところでのインフラ対策が急務だと思える。
・地方は情報が少ないので繰り返し易しい説明をお願いします。地方紙への連絡・広報もお願いします。
・お陰様で大変認識が深まりましたが、この国の政治が余りにも脆弱で、原発にも汚染土にも真剣に向き合おうとせず、本当に心配です。
・政府は、線量計で測りにくい内部被ばくによる体内のDNA損傷で起こるがんや障がいは軽視して進めているのであり、放射性物質の内部被ばくによるがんや障がいが増え続けると思います。飛距離が短いα線やベータ線は体外から体に入らないけれど、放射性物質が体内に入ったら放射性物質から出るα線やベータ線が近くのDNAを損傷します。放射線は活性酸素を作りそれも有害です。政府がいう100ミリシーベルト以下は健康影響は認められないというのは、体へ影響が比較的少なく、透過力があるので線量計で測れるガンマ線などの値であり、内部ひばくの危険性を軽視しています。
・庶民の憩いの場から、人体への危険と環境破壊を及ぼすような行為は信じられません。国民を騙し、経済のことだけを考える国のやり方には強い憤りを感じます。






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