「理解醸成」という名の秘密主義
行政というのは、どうも批判を受ける事業については休日やその直前にコソコソやってしまおう、と考えるのが慣例になっているように見えます。4月25日(土)、防衛省と最高裁の花壇への汚染土埋め込み作業が始まりました。その4日前の環境大臣会見では日程に触れず、記者の質問にも終始はぐらかしていました。
福島第一原発の「除染土」 防衛省や最高裁でも再生利用 テレ朝NEWS
福島の除染土「復興再生土」再利用を開始 防衛省と最高裁判所で(2026年4月25日掲載)|日テレNEWS NNN
このほか、一斉に報道されています。
おかしなことに、21日の環境大臣定例会見で横浜花博への汚染土活用について質疑が行われているのに、どこも報じていません。神奈川新聞のみ、「検討する」との石原大臣の答弁を報じているだけです。
横浜・園芸博に福島の除染土利用 環境相「検討」黒岩知事「安全性説明を」 | カナロコ by 神奈川新聞
21日の環境大臣会見です。
横浜花博については冒頭説明では触れず、質疑で記者からの質問がありましたが、まともに答えていません(5分50秒すぎから)。
「大阪万博での鉢植えの実績を踏まえ、今後も関係省庁と相談して検討してまいりたい。報道は承知しているが、決定事項ではない」
などと報道が独り歩きしているような口ぶりで、慌ててすぐ打ち切っているように見えます。
防衛省、最高裁での利用について、どのくらいの土を使うのか。用途、時期など。
「速やかに施工するように事務方に指示しているが、詳細については事務方に聞いてほしい」
最高裁、防衛省の花壇はどのように選定したのか?
「いろいろと議論する中で決定した。最高裁の意見も聞いて決めた」
ほとんどゼロ回答。非常に曖昧で明らかに慌てています。
復興大臣会見も同様、防衛省と最高裁のみで横浜花博については触れずです。一体どうなっているのでしょうか?
横浜市長もおそろしくすっとぼけた答弁です。
【横浜花博】除染土活用問題、市長は答えず…市民に説明する気、あるの?
2012年に福島県鮫川村で、初めての指定廃棄物(8000㏃/㎏超)の焼却実験炉を秘密裏に計画し、発覚して大騒ぎとなり、やむなく説明会を開かざるを得なくなりましたが、あのときも住民に問い詰められた環境省は
「決して秘密裏に、などではございません」
としどろもどろで弁解していましたっけ。
2012年に建設された「伝説」の鮫川村実証実験炉の入り口。環境省と村は地権者を含む自治会のみに通知しただけで水面下で事を進めていた。
巨額の税金を使って10年も「理解醸成」活動を行いながら、大臣の公式会見の場で最低限の説明責任すら果たさない。卑劣な手段に対し、市民は一段とNO!の声を拡大していきましょう。
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