汚染土再利用:盛土工事中に1μ㏜/h上昇

 前回のブログ最後に書きましたが、中間貯蔵施設内で汚染土再利用の盛土実証事業が実施されています。その施行工事中に、空間線量率が1μ㏜/hも上昇したことが、現地で配布された資料から判明しました。

使っている汚染土の濃度は、平均6,400㏃/㎏
敷地境界 → 周辺住民の追加被ばく線量は計測できないほど非常に小さい。
施行場所 → 作業員の追加被ばく線量は、盛土中および覆土工事の途中まで一時的に増加するが、基準値以下であることを確認済み。
などと記載されている。肺に取り込まれた放射性物質は長期間排出されず内部被ばくし続けることになるが、不都合な事実には蓋をしている。
「安定性」について、3)沈下板(8か所)による沈下量:分析中とされている(令和5年10月末時点)が、分析結果については示されなかった。


盛土の大きさはあまりにも小さい。使う汚染土は、約2,700㎥(奥行き25ⅿ、路面10.5m、高さ3.4m程度)。これで交通量が4千~2万台/日の、一般的な地方の幹線道路(第3種第2級)を想定しているという。





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